特別特集「ビンタエ」
不動産事業で一躍成功し、その豊かな資金を持ってスペイン各地で様々なボデガを傘下に収め、今や12を超えるブランドを展開する一大グループが「ビンタエ」。ワインをこよなく愛し、自ら造り、自ら飲み、そして自ら販売するというポリシーのもと、共通する夢をグループ一丸となって掲げ、スペインワインの可能性をどこまでも追求しています。
マツ
日本語の「待つ」が語源となるボデガ、それがこの「マツ」。古いものでは樹齢100年を超えるという、プレ・フィロキセラの古木の「ティンタ・デ・トロ(テンプラニーリョ)」で造られます。除草剤や殺虫剤などは使用せず、ビオによる自然農法が用いられるという特徴があり、人物の写真のみで構成された斬新なラベルも非常に印象的です。
ワイナリー・アーツ
創造と独創性、そこから生まれる大いなる可能性を求め、独自のテロワールを持つ「リベラ・デル・ケイレス」に居を構えたのが「ワイナリー・アーツ」。DOエリアを敢えて避け、自らの技術と発想を遺憾無く発揮できる土地を選び、高い品質を誇る際立った存在の「ナンバー・ナイン・ファミリー」を世に送り出しています。リオハ生まれの醸造家「リカルド・アランバリ」は、スペインの土着品種に限らず、カベルネ、メルロー、シラーといった国際品種も活用し、リベラ・デル・ケイレスという地のミクロ・クリマを存分に表現しています。既存の枠にとらわれない感覚、ルールを破る勇気、そういったチャレンジ精神から生まれる革新と独創性こそが、ワイナリー・アーツの根源にある偉大な精神となっています。
プロジェクト・ガルナッチャス・デ・エスパーニャ
スペインを代表する葡萄品種「ガルナッチャ」。フランスでは「グルナッシュ」、イタリアのサルデーニャでは「カンノナウ」としても知られるこの品種ですが、その原産はスペインのアラゴンと言われています。近年見直されつつあるガルナッチャの価値を改めて再認識し、スペイン各地でガルナッチャの本質を表現したワインを造るプロジェクトが、この「プロジェクト・ガルナッチャス・デ・エスパーニャ」となります。
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ボデガス・デ・バロス
リベラ・デル・ドゥエロの最も古い畑から、最高のクオリティを誇る偉大なワインを生み出す野心的なプロジェクトが「ボデガス・デ・バルドス」。この地域が持つ卓越した壮大さを、最高品質の葡萄を探し求めることで見事に具現化しています。偉大な芸術作品を創造するという目標を掲げ、最高の仕事と情熱を捧げるチームによって運営されていますが、可能な限り価格を抑えるために、自らの醸造所を持たず、既存の醸造施設を借りて仕込んでいます。
マエティエラ・ドミナム
卓越したワインを生み出す土地「リオハ」。この偉大な土地から最高品質のワインを生み出すために、イグナシオ・デ・ミゲルとラウール・アチャの指導によって「クアトロ・パゴス」コンセプトのワインが造られています。ブーケ、色、ボディ、果実感、構造、優雅さなど、ワインの品質を決定する様々な特性を最大限に引き出すため、固有の葡萄品種とそれに適合した土地の複数組み合わせ、そのシナジー効果を生かす方向で、リオハ内の特徴的な4地区が持つその特徴をひとつに纏め上げています。