- Good Quality -
近年見直されつつある品種「ガルナッチャ」に注目した、ビンタエの新しいプロジェクトがこのシリーズ。プリオラート、アラゴン(カラタユド)、モンカヨ(リベラ・デル・ケイレス)といった各地から、ガルナッチャの本質を表現したワインが造られています。
畑の標高は810m、樹齢は55年。「モンカヨの野生のガルナッチャ」と名付けられたこのキュヴェは、ガルナッチャ・オリビダーダ、ガルナッチャ・フォスカとも異なる表情で、赤系果実のフレッシュさとキュートさが印象的でもあり、プリッとした噛み応えの果肉感にうまく酸味が相まって、心地よい甘酸っぱさを生み出しています。体躯の土台部分にはしっかりとした充実感があるので程よい重心も感じられ、熟した果実によって宝箱のような色とりどりのカラフルさも兼ね備えているので、いたって魅力ある表情だと言えます。どことなく、ランゲのドルチェットやフレイザに近い立ち振る舞いを感じるので、より日常的に親近感あるスタイルだとも言えそうです。
(2017/05)