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- Good Quality -

2018 Sato Central Otago Pinot Noir Pisa Terrace
Sato Wines Ltd生産者ワインリスト

Sato Central Otago Pinot Noir Pisa Terrace

サトウ・ワインズのスタンダードなピノ・ノワールは、以前からクロムウェルのすぐ北、ダンスタン湖の西側にある「ピサ・テラス・ヴィンヤード」から造られていましたが、残念ながら今回の2018年がラストヴィンテージとなります。

2018年の全房比率は5%で、熟成はフレンチ・オークの古樽で19ヶ月間、生産本数は僅か5,688本(無清澄無濾過でボトリングは2019年11月1日)となっています。ピサ・テラスとノースバーンは湖を中心にして「左岸(午前の日照主体)」か「右岸(午後の日照主体)」かという違いがあり、両方のキュヴェを飲み比べることでそのテロワールの違いを明確に感じ取ることが出来るというのが最大の特徴となります。

コアにはピノらしい赤系果実のニュアンスが仄かに感じられますが、それでも葡萄の高い熟度と凝縮感が最初の一口から具に伝わることもあってか、周囲を纏う果実感からは黒系にシフトした要素をやや強めに感じます。テクスチャや体躯の構成要素はややシンプルで、立ち気味の辛味やアルコール感など、全体的に自然派ワインに近いナチュラルな立ち振る舞いになっていますが、中でも原料となる葡萄の質に特にこだわりを持って造られているというのがストレートにわかる世界観なのが印象的です。

これまでサトウ・ワインズの中核に位置していたワインなだけに、これが最後のヴィンテージとなってしまうのは残念ではありますが、ただその反面、バノックバーンやノースバーン、はたまたセントラル・オタゴを離れてノース・カンタベリー(葡萄はブラック・エステートから購入)など、結果として従来とは異なるエリアのピノ・ノワールへと繋がっていくので、こういった変化もポジティブに受け取っていきたいところではあります。
(2024/10)

参考市場価格5,830円〜7,480円(平均約6,652円)
点数評価--

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