- Very Good Quality -
ヴィオニエの畑の広さは6.1エーカーで、植樹は1983年(2.2エーカー)と1989年(3.9エーカー)に行われています。1989年~2013年までの25年間の平均収穫量は2.14トン/エーカー(32.1hl/ha)で、2013年ヴィンテージはフルボトル換算で586ケースが生産されています。
プティット・コートやシェリーなどのコンドリューと比較すると、ヴィオニエらしいトロピカル感はやや控えめですが、その反面、ボディそのものの豊かさ、サイズ感や厚みと言った要素に秀でている傾向にあります。全体を通して、ややアルコール系要素を主体とした厳しさの方が先行するので、バランス面を考慮すると、もう少し早く飲んで果実味がより豊かな状態で向き合った方が良かったのかもしれません。とは言え、トータルでのエネルギーやポテンシャルに関しては十分なものがあるので、その品質の高さはしっかりと感じ取ることができると思います。
(2016/11)