- Very Good Quality -
有名なスーパータスカンの「ソレンゴ」を造る事で有名なアルジャーノのブルネッロです。直前に試飲したコル・ドルチャのブルネッロとはスタイルが異なり、アルジャーノのブルネッロはより果実のボリュームを意識したような系譜にあるのが印象的です。
現時点で既に7年が経過していますが、それでもかなりタニックで口中でも収斂味を感じるので、このタンニン含有量を基準とした本来のポテンシャルをベースに考えると、まだ5年程度は熟成させておきたい印象でもあります。ただし、熟した果実由来のボリューム感があり、果実味そのものは適度に熟れている状態なので(経過年数に応じた熟成感)、タニックなワインが苦手でなければ今からでも十分楽しめます。全体としては樽がうまく馴染んでいるということもあり、バニラ系の風味がうまく相まって素直に楽しめるアルジャーノらしい表情でもあるので、ボルドー系のパワフルなワインを好む人にはハマりそうな印象でもあります。
(2014/10)