- Good Quality -
2008年がファーストヴィンテージとなる、愛娘の名を冠した「キュヴェ・マエリ」。オート・コートらしいカチッとした硬さを感じますが、思いのほか果実的要素が中央にあり、程よい重量感と立体感を造り出しています(相対評)。やや野性味があり、それが個性として程よいアクセントにもなっているので、日常で楽しめるブルゴーニュとしてちょうど良い立ち位置と言えそうです。
唯一気になる点といえば一気に上昇した価格についてで、収穫減や原価高騰等、様々な事情が絡んでいるので仕方が無いとはいえ、さすがに2009年と比べて1.5倍というのはやや厳しい印象もあります。
(2014/09)