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ダニエル・バローの真髄はやはりプイィ・フュイッセ。このアン・フランスは、泥灰質の土壌に植えられた平均樹齢30年の葡萄で造られます。
今回試飲した2011年のダニエル・バローの中では(マコン・フュイッセ、マコン・ヴェルジッソン、アリアンス)、最も各要素に充実感があり、なおかつそれぞれの要素がキッチリと各所に配置されていることもあり、バランスのとれた均整感ある世界観となっています。ややほろ苦い硬質感あるミネラルがベースとなりながらも、柑橘系のボリューム感ある果実味も同時に感じられ、現在の若い状態でもその良さは十分伝わってきます。その良質さはどの熟成段階であってもしっかり理解出来ると思うので、価格面での折り合いがつくようであれば是非試してもらいたいところです。
(2014/08)