- Recommended -
この2011年がファーストヴィンテージとなる、ダニエル・バローのマコン・フュイッセ。美麗で端正な佇まいをキッチリ出しつつも、豊かなボリューム感ある体躯を土台に構築しています。また、そこからスッキリとしたフィニッシュへと導く良質な造りが非常に好印象です。ミネラルを感じるクッキリとした資質と、柑橘系果実の豊満さ、そして仄かなハーブ系の風味がしっかりとバランスし、ダニエル・バローらしい良質な世界観が明確に作られているので、多くの人にその良さを伝える事が出来そうです。
抜栓日に見られる浸透性の高い魅力と比較すると、抜栓翌日はややエッジの効いた各要素のエネルギーが目立ち、どちらかというと鋭角な印象が強くなりますが、特別ネガティブ系の資質ではないので、ワインそのものが持つ本質を考慮すると特に問題はならないと思います。
(2014/08)