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パリにあるワインバー「Juveniles」のオーナーであるティム・ジョンストンに提案され、彼のためにグルナッシュ、マタロ(ムールヴェードル)、シラーズをブレンドしたワインを造り始めます。今回の2010年は、グルナッシュ60%、シラーズ20%、マタロ20%というセパージュ比率となっています(樹齢は40〜150年)。
ウッドカッターズやGSMと比較すると、かなり丸くシンプルな仕上がりとなっています。確かに単調ととれる側面もありますが、そこが逆に程よい指向性になっているともいえるので、気軽に飲んで楽しめるという純粋な魅力としては、それはそれでしっかりとした価値があると思います。
ただし、そのスタイルに反して、実際の市場価格はウッドカッターズよりも高めになっているので、コストパフォーマンスとしてはやや分が悪いかもしれません。逆に言うと価格の面が最大のネックだと言えるので、もしお手軽な価格で入手出来るようであれば試してみる価値はあると思います。
(2012/11)