- Good Quality -
しっかりとした酒質を持っている点は2007年と同様ですが、より充実したボリューム感からくる果実力の強さが印象的で、硬質的な体質からくる素っ気なさとの対比が興味深い表情を生み出しています。今からでも楽しめますが、現状では3〜4日経過させた方がより明確なビジョンを示してくれる傾向にあったので(旨味が明確になるのが驚き)、2007年以上に長期的に熟成させてみたくなります(古酒になるまで待っても面白いかも?)。
本質的な外郭の硬さは多少気になるもの、ヴィンテージの力が伺い知れるポテンシャルを感じる内容なのは確かなので、ボーヌの赤が好きな人にとっては魅力的な選択肢になりそうです。プイエとの飲み比べも面白いので、価格面の問題がクリア出来ればより高い満足感が得られると思います。
(2012/06)