- Good Quality -
今回が初体験となる「オールド・ヴィンテージのロゼ」となりますが、内容は「トンドニアスタイル」の影響が色濃く反映されたスタイルだったので、受ける印象としてはオールド・ヴィンテージの「トンドニア」や「ボスコニア」をベースにスッキリ感をアップさせたような雰囲気があります。色調もロゼというよりはオレンジがかった紅茶色で、どちらかというとグラヴネルの白ワインに近いものがあります。
それほど状態が良さそうな感じでもなかったので、当初は「生きているかどうか!?」がやや不安でした。しかし、思いのほかしっかりとした酒質で、不安が一掃されるだけの力は発揮してくれました。とはいえ、どうも根本的な部分における「訴求力」にやや欠ける印象もあるので(決して悪くはないのに、なぜか手放しに喜べない印象)、これ以上寝かせても特に幸せになることはないと思います。
(2006/06)