- Good Quality -
南フランスの「ミシェル・タルデュー」とブルゴーニュの「ドミニク・ローラン」が、それぞれ2/3、1/3ずつ出資して共同経営に乗り出したネゴシアン「タルデュー・ローラン」のワインです。
約4年前に飲んだ「レ・ベック・ファン」にみられた豊富なタンニンが思い起こさせられ、特に抜栓直後は未だに残っている軽い苦みがやや気になります。1999年ヴィンテージと比較すると、タンニンの豊富さとボディの豊かさが印象的で、酸に関してはやや控えめになっているように感じます。
しっかり時間をかけて向き合ってみると、構造体のエッジにやや緩みが感じられ、豊かなボディの裏側にも仄かな儚さを感じます。しかし、全体的には良質で程よく纏まった世界観が発揮されているので、価格の問題さえ解決できれば十分お薦めできると思います。
(2006/01)