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2001年ヴィンテージのポッジョ・アッラ・バディオラは、サンジョヴェーゼ80%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、メルロー10%という比率でブレンドされ、ステンレンスタンクでの熟成を経てフレンチオークとアメリカンオークの小樽で9ヶ月間熟成されます。
ヴィンテージの力を受け、高貴なヴァニラ風味と豊かなタンニン、そして酸が立ち誇る良質なスタイルとなっています。兼ね備えたポテンシャルとしては、前年の2000年よりもその前の1999年に近いものがあり、「コッテリとしたモダンな要素が全開」というわかりやすいスタイルながらも、各要素のエネルギーと密度感が伝わってくる良質なものになっています。
年々価格が上昇しつつあるので、既に「圧倒的なコストパフォーマンス」という部分においては陰りが出始めていますが、それでもこの価格帯を超えるだけのポテンシャルはまだ維持できているので、今後も安定してお薦めできるワインだと言えます。
(2004/09)