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2000年のバディオラは、サンジョヴェーゼ94%、カベルネ・ソーヴィニヨン3%、メルロー3%で造られます。
1999年のような圧倒的な内容とは異なりますが、樽的要素が色濃く表れ、若干タイトながらもふくよかなタンニンと構造力を感じます。全体としての雰囲気はクレメンテ7世に似ていますが、各要素のバランスは大きく異なります。翌日以降に持ち越すとキャンティらしい酸味が浮いてくる傾向にありますが、現状ではあまり安定した表情を見せるわけではないので、抜栓日に飲みきる方が良い結果を得られる場合もあるでしょう。
ちなみに、2002年度版のガンベロ・ロッソで2グラスとなるドゥエ・ビッキエーリを獲得しています。
(2003/01)