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パリにあるワインバー「Juveniles」のオーナーであるティム・ジョンストンに提案され、彼のためにステンレスタンクで熟成させたフレッシュなワインを造ったようです(バーとワインの名前になっている「Juveniles」とは「若々しい」という意味)。
2001年のイメージとは若干異なり、かなり落ち着き安定した要素を色濃く感じます。抜栓直後は独特の梅的要素を感じますが、時間とともにこなれてくるのでさほど気にならなくなります。方向性としてはウッドカッターズ シラーズと同系統ですが、こちらのジュヴナイルズの方がより大人な印象を感じます。
抜栓日は堅牢感のあるタンニン、酸、豊かな果実を感じますが、翌日になると少し閉じる傾向にありました。その後3日目になると再び果実の甘みが膨らみ、昆布だし的な旨味とともに良質な面がよりよく表出します。1日で飲みきっても数日かけて飲んでも、安定した構造の上に乗る多様な変化で飲み手をしっかりと楽しませてくれると思います。
(2004/08)