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「愛好家」や「大好きな」という意味を持つ「フィル」という言葉を使用し、プティ・マンサンが好きな人のためのブレンドワインとして造られたのがこの「フィル・マンサン」。セパージュはプティ・マンサン67%、シャルドネ25%、アルバリーニョ8%。さらに表記としては2022年ヴィンテージながら、実際には2022年87%、2021年13%と、複数のヴィンテージがブレンドされています。畑は「高台畑」「生居畑」「大門畑」の3箇所。収穫日は2022年11月21〜22日、10月6日、19日〜20日。アルコール度数12.8%、総酸度6.1g/l、pH3.5、樽比率100%、ボトリングが23年11月20日、生産本数は2,070本。
ブレンドで造られる下位レンジのアイテムながら、プティ・マンサンの高いポテンシャルが感じられる良好な仕上がりが非常に印象的です。高い糖度が感じられる果実味豊かな甘味に加え、それに負けないだけのしっかりとした酸を基軸とし、そこにイーストのニュアンス等が加わった心地よく飲み進める素直に美味しい世界観が広がります。ウッディファームには他にもプティ・マンサン100%のキュヴェや、果皮浸漬で造るオレンジワイン、さらには高い残糖を生かした甘口のモワルーなど、様々なタイプのプティ・マンサンがリリースされているので、多角的にプティ・マンサンの高いポテンシャルを堪能できそうです(搾汁率が低いのでかなり醸造が大変そう…)。
(2025/04)