- Good Quality -
ニキヒルズワイナリーの自社畑(余市町)で栽培されたシャルドネ100%で造られる希少なアイテム。ニュージーランドのプリリ・ヒルズやシャンパーニュのジャック・セロスで経験を重ねた太田麻美子が醸造を担当。ウィズリントン真理子とともに女性醸造家が新たな挑戦に挑んでいます。生産本数は8,000本のみ。
スッキリとした流麗なスタイルは踏襲しているものの、はつゆきと比較すると純粋な甘味は控えめで、より質実な堅牢さや凝縮感という観点において分がある傾向にあります。北海道のワインらしい淡麗さがベースになってはいますが、一般的な日本ワインとは異なりコアの硬質感や密度感が印象的で(充実したエキス分を感じる)、凛としながらも甘味は優しく親しみやすい傾向にあり、仄かなシトラス風味が王道的なシャルドネ像を遺憾無く発揮してくれます。全体的なバランス感とパッケージングが良好ということもあってか、ある意味においては日本ワインらしからぬ佇まいでもあり、どことなくコート・シャロネーズのシャルドネのような雰囲気が垣間見れる印象でもあります。多少製品としての安定感に重きを置いているような傾向にはありますが、それでもブラインドだと日本のワインだと気が付かない人もいそうなので、既に十分世界基準で勝負できるクオリティに到達しているとも言えます。
(2025/02)