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2017 Morey-Saint-Denis Cuvée des Grives
Domaine Ponsot

Morey-Saint-Denis Cuvée des Grives

デュジャックと並んで賞賛される、モレ・サン・ドニを代表する伝統的大ドメーヌが「ポンソ」。村名ワインではありますが、実際に使用される葡萄の区画は0.5ha、12,000本/haという密植で、極めて低い収穫量によってクラスを超える高いクオリティのワインが造られています。ポンソはキュヴェ毎に小鳥の名前を付けていますが、プルミエ・クリュの「ヒバリ(アルエット)」に対して、この村名は「ツグミ(グリーヴ)」と名付けられています。

一見するとブルゴーニュらしからぬ濃い色調ではありますが、実際に飲むと多くの人が思い描く良質なブルゴーニュ像がストレートに伝わってきます。村名らしからぬ緻密さと凝縮さから、コアにはやや強めの収斂要素が感じられますが、それでも全体像としてはあくまでも酸を基調とした旨味を伴う世界観で、赤系果実のエレガントなキュートさが印象的です。独特の「旨酸っぱい」表情と、一流ドメーヌらしい「丁寧に造られた上質さ」が魅力を生み出している傾向にあり、相対的にはやや熟成感が前に出始めている印象ではあるものの、総じて高い訴求力を生み出しています(出汁的な旨味が秀逸)。

以前試飲したクロ・デ・モン・リュイザンにも共通する古風なニュアンスがベースにあり、翌日に持ち越すとこの熟成感がより強くなる傾向にあるので、基本的には抜栓日の方がより高い訴求力を放つ傾向にはあります。とは言え、一定の熟成感のおかげでコアの収斂要素がかなり低減している印象でもあるので、状態としてはまさに今が飲み頃といったところかもしれません。絶対価格はかなり高いものの、それでも上質なブルゴーニュを嗜みたいという要望には見事に適合するので、このクラスのワインを無理なく購入出来る層に対しては素直にお勧めできる印象です。
(2022/06)

参考市場価格9,823円〜11,000円(平均約10,534円)
点数評価89(JM)

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