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- Good Quality -

2019 Sauvignon Blanc Barrel Fermented Estate Bottled
Zao Woody Farm & Winery生産者ワインリスト

Sauvignon Blanc Barrel Fermented Estate Bottled

畑は「生居畑」「植ノ山畑」「原口畑」の3箇所。収穫日は2019年9月16〜18日、11月6〜7日、アルコール度数11.4%、総酸度5.4g/l、pH3.5、ボトリングが20年6月2日、生産本数は1,150本。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン95%にプティ・マンサン5%。全体の95%を古樽で11ヶ月間熟成してからリリースしています。

色調は通常のソーヴィニヨン・ブランよりもやや濃いめで、香りや風味は穏やかでおとなしい反面、ボディの豊かさがより印象的です。単純に樽熟成の有無という範囲に収まらず、もはや別の品種のワインとも言えるぐらい表情が異なります。酸が豊富なのは同様ですが、丸みのあるボリューム感と内部の緻密さにスポットが当たっていることもあり、ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかなスッキリとした表情を持ちながらも、飲みごたえのある充実感がより際立つ傾向にあります。果皮が黄色くなるまで完熟した葡萄のみ選んで造っていることもあってか、受ける印象もグリーン系ではなく杏子のような黄色や橙系の雰囲気があり、スキンコンタクト後のプレスと全房プレスを半分ずつブレンド、そして発酵も2種類の培養酵母に加え、天然酵母のみのキュヴェも25%ブレンドしているという複雑な造りということもあってか、思った以上に液体は濃密で複雑な印象を受けます(ニューワールド的な濃密さではなく、日本らしい出汁的な濃密さや緻密さに近い)。

根本的に通常のソーヴィニヨン・ブランとは価格帯が異なるので、純粋なコストパフォーマンスを同列で比較するのは難しいところではありますが、それでもその価格差が納得できるだけの造りが行われているのは事実で、表情自体に派手さはないものの、それでも実際に飲んだ時の訴求力には分がある印象で、よりポテンシャルを感じるワインを好む場合にはこちらがお勧めです。とはいえ、純粋な品種感はかなり控えめなので、樽熟成したソーヴィニヨン・ブランのワインというよりは、ウッディファームが手がける独自の個性を持つ白ワインとして捉えた方が、より高い満足感が得られる傾向にありそうです(日本人的にはある意味最高水準の食中酒かも)。
(2021/09)

参考市場価格3,520円
点数評価--

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