- Good Quality -
1998年にニュー・ヨークで設立された、アメリカにおけるクラフトビールのパイオニア的存在が「ブルックリン・ブルワリー」。そんなブルックリン・ブルワリーのコアアイテムがこの「ブルックリンラガー」。本来はアメリカで造られるクラフトビールですが、今回試飲するのは、ブルックリン・ブルワリーからライセンスを受けてキリンが日本で生産しているロットになります。
色調は濃く、風味も濃密、泡も茶系でネットリとした粘質を感じる傾向にあり、黒蜜やカラメルのような甘みがホップの苦味とバランスよく配置された、とても印象的なスタイルとなっています。どことなく、SVBの黒ビールでもある「アフターダーク」とも共通する要素があり、苦味と甘味と濃密な風味を、心地よい口当たりで飲み進めることができる傾向にあります。
日本における一般向大衆向けのビールとは異なる個性ある世界観であることや、価格がやや高めな点、そして本場アメリカで造られるロットと日本で造られるロットの違い等、気になる点があるのも事実ですが、純粋に楽しめる美味しいビールなのは確かなので、未経験であれば試してみる価値は大いにありそうです。
(2021/01)