進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Very Good Quality -

2010 Barolo Brunate
Mario Marengo生産者ワインリスト

Barolo Brunate

少量生産を貫き、あくまでも品質とクリュの表現を重視し、農民としてのアイデンティティを堅持する造り手がマリオ・マレンゴ(現オーナーはマリオの息子マルコ)。以前はエリオ・アルターレにブルナーテの区画を貸していましたが、現在は契約終了に伴いマレンゴの元に戻っています。

ラ・モッラを代表する偉大なクリュとされるブルナーテですが、マレンゴが手がけるもう一つのクリュ、ブリッコ・デッレ・ヴィオーレとは明らかに異なる指向性、世界観になっているのが非常に印象的です。ラ・モッラらしいエレガントで流麗な表情が基軸となり、瑞々しさやたおやかさ、そして赤系の資質を感じる優しい果実感が落ち着いた表情を生み出しています。抜栓後にしっかりと時間を取れば、徐々に高アルコール由来の孤高感やコアにある高密度のエネルギーなど、ポテンシャル系の要素も感じられるようになりますが、それでもブリッコ・デッレ・ヴィオーレのようなパンチ力ある指向性とは対極にあるような印象です。

ブリッコ・デッレ・ヴィオーレと比較すると、ワインが持つ純粋な格としてはブルナーテにやや分がある印象ではありますが、それでも酒質が薄めで穏やかな表情になっていることや、どちらかというと伝統生産者のスタイルに近い世界観ということもあり、分かりやすい訴求力という観点からすると、逆にブリッコ・デッレ・ヴィオーレの方に分がありそうな印象だったりもします。いずれにせよ価格帯がより高価という側面もあるので、普段からハイエンド系のバローロを飲み慣れている人向けと言ったところではあります(間口はやや狭目)。
(2020/12)

参考市場価格7,603円〜8,208円(平均約8,038円)
点数評価94(VAG)、92(JS)

ホーム > イタリア > ピエモンテ > バローロ > バローロ ブルナーテ
Home > Italy > Piemonte > Barolo > Barolo Brunate

Global Partners