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使用される葡萄品種はチャレッロ50%、マカベオ25%、パレリャーダ25%。日常飲みにちょうどピッタリのスパークリングワインとなっています。
以前試飲したブルット・ナチューレとは異なり、今回のブルットは9g/lのドザージュによってポジティブな結果を生み出している傾向にあります。構成要素そのものはいたってシンプルですが、仄かな苦味が酸を抑えた優しいグレープフルーツのニュアンスを生み出し、ゆったりとしたボディ内にある仄かな甘みが、絶妙なバランスで心地よさと爽快さを形成しています。
純粋なワインとしての良さ、という意味においてはあくまでも価格相応ですが、気軽に飲める指向性をうまくフル活用している印象があり、どこか「夏場にキンキンに冷やして美味しいビール、その市場でも競合できるようなカバ」とでも言うような、見事なマジョリティスタイルを遺憾無く発揮してくれます。
(2017/07)