- Good Quality -
この2011年がファースト・ヴィンテージとなる、新たなプイィ・フュイッセのヴィエイユ・ヴィーニュがこの「レ・シャテニエール」。
多少の苦味を伴うミネラル系の要素が明確に感じられるものの、アリアンスのような辛辣さは一切なく、むしろ果実の充足感やシトラス系の風味によって、適度な口当たりの良さを生み出しています。構成要素は非常に充実し、しっかりとしたポテンシャル要素を感じますが、現状ではまだ一体感が出るまでには至らず、兼ね備えたその全てが開花し、本領発揮するまでにはもう少し時間が必要かもしれません(2〜3日かけて飲めば現状でも問題なし)。とはいえ、各要素のピースがハマルだけでも一気に訴求力が上昇しそうな印象でもあるので、ボトルによっては既に満足できる水準にまで仕上がっている可能性もあります。いずれにせよ、今後のヴィンテージが期待できる非常に良質なプイィ・フュイッセだと言えそうです。
(2016/02)