- Good Quality -
ニュージーランドのマールボロ地区でいち早くソーヴィニヨン・ブランを見出したとも言われる生産者「クラウディ・ベイ」で、創業以来約25年間チーフ・ワイン・メーカーを勤めた「ケヴィン・ジュッド」が、2009年にスタートさせたブランドがこの「グレイワッキ」。グレイワッキとは、ニュージーランドで一般的な「堆積岩」のことで、「国を代表するワインになりたい」という思いがこの名に込められています。
クラウディ・ベイのテ・ココや、ドッグ・ポイントのセクション94は、スタンダードレンジとは異なる独特の個性と世界観を持ったスタイルになっているのが非常に印象的ですが、グレイワッキのワイルド・ソーヴィニヨンは、あくまでもベースにあるのはスタンダードのソーヴィニヨン・ブランで、上下のレンジに関わらず「グレイワッキとしての指向」がより明確です。流麗で綺麗な佇まいはそのままに、より複雑な表情を兼ね備え、多様性や密度感、エネルギーなどを芳香性の強さやより豊かなボリューム感など、より明確な表情を兼ね備えているのが印象的です。
(2015/12)