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13ヴィンテージぶりの試飲となりますが、以前とは大きくスタイルが異なり、果実のたっぷりの熟度と甘みが感じられる、ある種のパワフルさと現代的指向性を感じる世界観に仕上がっています。ヴァイラのバルベーラほどではありませんが、それでも抜栓日はかなり甘みを感じ、加えて樽系要素の苦味も独立して存在する傾向にあります。
ポテンシャルの総量を考えると、現状ではまだかなり若い状態ですが、抜栓翌日、そして三日目と、日を経ることで余計な力が抜け、当初突出していた要素が落ち着くことで、バルベーラ本来の酸味が表出するようになるので、長い目で見た場合の全体像としてはかなり良好な傾向にありそうです(後2〜3年ぐらいは熟成させたほうがベターかも?)。
(2015/10)