- Good Quality -
想像を超えるレベルで果実の濃密感、熟した甘味を感じる、ある意味バルベーラらしくないスタイルのバルベーラとなっています。品質そのものは、ヴァイラの手腕を感じる良質なもので、ポテンシャルを感じる傾向にありますが、とにかく「甘味」が際立っているので、日本における日々の食事とはやや合わせにくい印象があります。もはや、ドルチェット2本を煮詰めて1本にし、そこにバルベーラの酸を加えたかのような、突出した個性と世界観だと言えます。
翌日以降に持ち越すと、多少熟れて落ち着きを見せてくれますが(抜栓翌日の雰囲気ならまだ食事と合わせられるかも)、口当たりの良さに反して実際には15%という高アルコールなので、体質的にアルコールが弱い人はやや注意が必要かもしれません。
(2012/12)