- Good Quality -
2011年のメジエールでも多少感じましたが、赤のアン・ゲンヌは、さらに輪をかけてヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアルの持つ本来の良さが感じられず、長期樽熟系のようなスモーキーさや仄かな酸化風味など、かなり従来とは異なる指向性が主体となっています。全体としてはそつなくまとまっている傾向にはありますが、酒質そのものにもさほど充実感が感じられず、表情そのものにあまり魅力が感じられないのが気になるところではありますが、ロット差の可能性もゼロではないので、また異なる機会に再度試してみたいところではあります。
(2015/06)