- Good Quality -
バルバレスコの著名クリュ「リオ・ソルド」に居を構える造り手。現当主のカルロ・バルボは、自然に対して畏怖の念を抱き、科学的なアプローチを避けて自然環境を維持するよう心がけています。
スタンダードなバルバレスコですが、畑は全てリオ・ソルドにある自社畑からで、樹齢は35年に達します。直前に試飲したサロットのバルバレスコと比較すると、より陰な気質を持ち、堅牢性や骨格性などのポテンシャル系要素を多分に有する傾向にあります。
自社畑からの良質な葡萄のセレクションで造られる「リオ・ソルド」や、フラッグシップの「リゼルヴァ」との価格差があまりありませんが、逆に言うと、ベースラインであってもそれ相応の十分なポテンシャルを有しているとも言えます。少なくとも、バルバレスコらしいしなやかさと、ネッビオーロの持つしっかりとしたタンニンによる力強さを同時に堪能できるので、カッシーナ・ブルチャータの素性を知るにはちょうどよいアイテムと言えそうです。
(2014/12)