- Good Quality -
テッラ・デイ・チェルティは、ネイヴェとバルバレスコの畑から造られます。温度コントロールしながら12日間発酵し、ステンレスタンクで2ヶ月間熟成後、大樽に移して24ヶ月間熟成させます。その後の瓶熟も合わせ、最低4年間もの長期間熟成を行うのが’その特徴です。
バルバレスコらしい滑らかさと程々のボリューム感を持ち、リゼルヴァ特有の苦味は感じられるものの、同時に魅力的な赤系果実のキュートな表情も感じられるので、全体像としては比較的気軽に飲める系譜にあります。バランスとしてはやや精彩を欠く面もありますが、リゼルヴァらしいしっかりとした土台と、早くから飲めるよう技術的にコントロールされた敷居の低さと果実の甘みのおかげで、総じて万人受するような指向性を目指しているように感じます。
ちなみに、今回試飲した2008年ヴィンテージは、国際ワインコンクールの「ムンドゥス・ヴィーニ(2012)」で堂々の金賞を獲得しています。
(2014/12)