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従来同様抜栓直後から遺憾なく楽しめる親近感が非常に好印象で、まだ収穫から2年しか経過していないヴィンテージであってもその本質的なスタンスに変わりがない事にやや驚きを覚えます。
赤系のたっぷりとした果実味と甘味が印象的で、アタック重視で本質的なポテンシャルを問うようなスタイルではありませんが、早くから飲めて素直に楽しめるブルゴーニュ、というスタンスはある意味稀でもあるので、この存在意義は大きいとも感じます。ただし、以前と比べると他のアイテムと同じように大幅に価格帯が上昇しているので、純粋なコストパフォーマンスとしてはやや後退していると言えるかもしれません。
抜栓翌日になると、やや甘味が先行して少しバランスを崩す瞬間も垣間みれましたが、本質的な魅力は変わらないので、むしろ前向きにこの世界観を受け止めた方が、最終的にはより高い満足感が得られそうです。
(2014/09)