- Good Quality -
ボーヌらしいタイトに引き締まる硬質的な体躯を持ち、その内部に果実味と程々の旨味を内包しています。クールな表情を主体としつつも、造りの良さと適度な魅力をバランスよく披露してくれる傾向にあります。以前試飲した2009年程のポテンシャルは感じられませんが、そのかわり現時点で既にバランスがよく、さらにその素性を存分に発揮してくれるので、熟成を待たず今飲むという観点からすると、相対的には分があると言えるかもしれません(ワインそのものの完成度は上がっている印象もアリ)。そういう意味においては、従来同様、価格的な問題が最大の壁となりそうです。
(2014/08)