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シャピトルの土壌はマルゴテと同じ粘土石灰質、樹齢8年となっています。酸やミネラルを主体とし、十分な果実味も感じられるという点では、マルゴテと同質の指向性を持っています。大きく異なるのは体躯のボリューム感で、シャピトルはよりシャープでクッキリとした、タイトな資質となっています。
以前のヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアルのスタイルと比較すると、万人受ける須要な指向性、つまり、味覚で感じる表層的な美味しさが強くなっているような印象ですが、必要以上に安易な方向性を辿っているわけではないので、その本質的な良質さは十分感じられると思います。
(2013/05)