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高度430mに位置する「ラフォア」の畑で造られるトップキュヴェ。使用されるソーヴィニヨン・ブランは1989年に植樹されたもので、ヘクタールあたり6,000本の密植となっています。
まさにソーヴィニヨン・ブランらしい表情が遺憾なく真っ当に表現された、非常に奇麗かつ魅力あるスタイルに仕上がっています。春風を思わせるような爽快感あるグリーン系のハーブ風味に、レモンやライムなどの柑橘系風味、そしてたっぷりの果実味が渾然一体となり、クッキリとした鮮明な表情を形作っているのが印象的です。しっかりとしたボリュームある体躯をベースに、高いバランス感覚で各要素が組み上げられているの傾向にあり、絶妙な適熟ソーヴィニヨン・ブランの魅力がストレートに感じられる良作だと言えます。
2007年を試飲した時の印象とは異なり、翌日に持ち越すと更に魅力が増大する傾向にあるので、表層的な要素だけでなく、潜在的なポテンシャルに関しても十分なものがありそうです。
(2014/05)