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イタリアを代表する醸造家「ジャコモ・タキス」、トスカーナを代表するワイン「サッシカイア」を手掛ける「テヌータ・サン・グイード」のオーナー「セバスティアーノ・ローザ」、サルデーニャのワイナリー「サンターディ」の社長「アントネッロ・ピローニ」、この3者が強力なタッグを組んだプロジェクトこそがこの「プーニカ」。
モンテッスはプーニカが手掛ける赤ワインとしては下のレンジに位置するアイテムで、セパージュはカリニャーノ60%、シラー10%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、カベルネ・フラン10%、メルロー10%と、土着品種をベースに多様な国際品種がブレンドされるという、一種独特のスタイルとなっています。
想像以上に魅力を発する表情が打ち出されており、この価格帯のアイテムに求めたくなる要素が存分に発揮されています。まだ発展途上な印象ではありますが、それでも葡萄そのもののエネルギーがしっかりと伝わる素性の良さ、そしてサルデーニャという土地の持つパワーがしっかりと感じられるあたりが非常にポジティブだと言えます。特に抜栓翌日に見られる表情の開花には感嘆すべきものがあり、梅紫蘇風味系の凝縮した果実味には素直に圧倒されます。多少飲み手を選ぶ表情ではありますが、個人的には素直に評価したいところではあります。
(2014/03)