- Good Quality -
フランスでいう「グルナッシュ」と同じ葡萄品種「ガルナッチャ・ティントレラ」をフランスのセガン・モローのオーク樽で熟成させたワインで、樽のナンバーとなる「102」がそのままワインの名前になっています。
ギュッと凝縮した密度感ある体躯ですが、そこはやはりテンプラニーリョで作られる101と同じように軽快感や手頃感といった、ある種の飲みやすさを維持するための親近感がしっかり反映されている傾向にあり、甘酸っぱい果実の表情との対比が抜栓日は印象的となっています。そして101と同様に翌日に持ち越すことで全体のバランスや各要素の距離感が向上し、素直に楽しめる飲みやすいスタイルへと徐々に推移していく傾向にあります。
3日目になると逆にまた酸味が立ちはじめましたが、それでも全体像にブレはなく、日常を彩るための程よいポジションにはしっかり位置し続けてくれるので、価格を考えるとその役割は十分果たしてくれると言えそうです。
(2012/05)