- Good Quality -
「ブリッコ・ロッケ」などのバローロで有名なチェレットが造るモダンワイン「モンソルド」の2001年ヴィンテージです。
驚くことに、現状では軋むほどの多量なタンニンで溢れかえっているので、特に抜栓日は近づきにくくなっています。すぐに飲もうとせずに、デキャンタを使用するか抜栓後2~3日ほど経過させるかし、ある程度の時間を与えてやる方が無難だと思います。
タンニンレベルは突出していますが、体躯は思いのほか角が丸く、果実由来の構成要素全般が積極的に主張するほどのエネルギーを放っていません。そういう意味では強固なタンニンだけが問題とも言えますが、数年寝かせてタンニンが落ち着くのを待ったとしても、相対的なバランスがどう変化しているのかは未知数なので、実際に時間を与えてみないと正確なところはわかりません。それでも、奥底にスパイシーでハーブ的な多様性ある表情が見え隠れしていたので、意外と1年程度でガラッと化ける可能性はあるかも!?
(2006/08)