進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ＆キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル＆サン」
------

- Recommended -

1998 Barolo Carobric
Azienda Vitivinicola Paolo Scavino di Enrico Scavino生産者ワインリスト

Barolo Carobric

パオロ・スカヴィーノが造る3つのクリュ・バローロである「カンヌビ」「ロッケ・デッランヌンツィアータ」「ブリック・デル・フィアスク」をブレンドし、3クリュの頭文字を集めて「カロブリック」と名付けられました。パオロ・スカヴィーノのバローロとしては最も新しく、1996年がファースト・ヴィンテージとなっています。

まだ若々しくエッジも鋭角ですが、屈強なボディにたっぷりの果実が詰め込まれたモダンなスタイルなおかげで、今でも十分楽しむことができます。デキャンタして1日目、2日目、3日目、と様子を伺ってみましたが、日数の経過とともに一体感は増すものの厳格な表情とタンニンが表出する傾向にありました（2日目で一旦閉じる傾向あり）。しかし、3日目あたりで厳格さの中に華が見え始め、暗闇の中に一筋の光が映し出されると、当初の印象を大きく裏切ってくれる昇華力とポテンシャルを垣間見せてくれます。

まだ最初の飲み頃に入り始めた程度なので、危うく過小評価してしまうところでしたが、現状でも時間をかけてゆっくり向き合うことで、「若さの中の魅力」「固さの中にある威厳」「バランスがとれたときの真の姿（後ろ姿ぐらいかも…）」など、指向性の異なる様々な表情と魅力を楽しむことができます。全体的なスケール感は僅かに控えめで「箱庭」的な雰囲気があり（とはいえ完成度は高い）、群を抜くような偉大さがあるわけではありませんが、3クリュのブレンドというだけあって引き出しは多く、最終的に得られる満足度はかなり高いと思います。
（2006/01）

参考市場価格5,980円～9,980円（平均約7,855円）
点数評価95(W)、88-90(WA)

■ ホーム > イタリア > ピエモンテ > バローロ > バローロ　カロブリック
■ Home > Italy > Piemonte > Barolo > Barolo Carobric

Global Partners