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ワインメーカーにジャコモ・タキスを迎え、フランス品種をベースとしたワインを造り出す「カステッロ・デイ・ランポッラ」のワインで、このサンマルコのセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン90%、サンジョヴェーゼ10%となっています(CS85%、Sg15%かも?)。
アタックがムッチリと甘く、イタリアらしさを感じる張りのある酸が良い表情を醸し出し、1993年ヴィンテージと同じようにセパージュ以上のサンジョヴェーゼ力を感じます。
完全フルボディというよりは、ややたおやかさを見せるミディアムよりな雰囲気を感じるのは従来通りですが、さすがはサンマルコと思わせるだけの密度感と積層感あるタンニンが整然と立ち並び、独自の世界観をしっかり底支えしています。
現状でもポテンシャルを感じることはできますが、想像以上にタンニンが独立していてしっかりとした渋みがあるので、他の要素との融合や全体的な統一感が発揮されるのは、まだ数年先と言ったところなのかもしれません(と言っても、十分飲み頃にはなってます)。
(2005/09)