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ワインメーカーにジャコモ・タキスを迎え、フランス品種をベースとしたワインを造り出す「カステッロ・デイ・ランポッラ」のワインです。近年ではカベルネ・ソーヴィニヨンとプティ・ヴェルドで造られる「ヴィーニャ・ダルチェオ」の方が話題になっていますが、カベルネ・ソーヴィニヨンとサンジョヴェーゼで造られるこの「サンマルコ」もかなりのウマさを秘めています。
抜栓直後のスタイルとしてはボルドーを思わすモノがありますが、時間とともに徐々にサンジョヴェーゼらしさが表に出てきます。そういった意味では既存の枠に入らない独自のスタイルなのかもしれません。実際の中身ですが、表面にあらわれる要素や特徴そのものが突出しているのではなく、基幹となる目に見えない部分で大きなポテンシャルを感じます。ミディアムボディでバランスがとれているので、ワイン初心者でも美味しく飲めるスタイルであり、飲み慣れている人にとっても違った視点で捕らえる事ができる懐の広いワインだと言えます。
(2001/09)