進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Very Good Quality -

2002 Moscato d'Asti Su Reimond
Bera Fratelli

Moscato d'Asti Su Reimond

高品質なモスカートを生み出すことで有名な、ベラ・フラテッリの単一クリュとなるモスカート・ダスティ「ス・レイモンド」です。レイモンドの畑はヘクタールあたり6,000本が植えられ、平均樹齢は40年となっています。年間生産本数は約8,000本(通常のモスカート・ダスティは約6万本)と少量生産なので、少し手に入りにくいかもしれません。

抜栓直後に際立っていたのはその香り。レモンやオレンジシャーベットといった柑橘香や気品のある白桃など、モスカートとしてはこれまでに経験したことのない複雑な香りに魅了されてしまいました。ヴィンテージの影響もあるかもしれませんが、基本的にはスピネッタのモスカートのようなパワフルなスタイルではなく、スラッと伸びる綺麗な酸と爽やかな甘みがバランスのよい一体感を生み出し、構造力やポテンシャルの高さを感じるスタイルとなっています。

翌日に持ち越すと香りは拡散しきっていましたが、逆に心地よいハチミツ風味を感じる甘みが高まっていました。フィニッシュがスッキリしていてまったくダレず、酸と適度な甘みが高次元で滑らかに推移するので、総合的に得られる満足感はなかなかのものだと思います。誰にでも素直に美味しいと実感できるので非常に幅広くお薦めできますが、これだけ優雅で複雑な要素を兼ね備えたモスカート・ダスティはそうないと思うので、個人的にはモスカート系にこだわりを持っている人に飲んでもらいたいと感じました。敢えて言うならば、このモスカートに負けないドルチェを用意するのが大変といったところでしょうか(単体で飲んでも十分「ドルチェ」として成り立ちます)。
(2004/05)

参考市場価格2,300円
点数評価--

ホーム > イタリア > ピエモンテ > モスカート・ダスティ > モスカート・ダスティ ス・レイモンド
Home > Italy > Piemonte > Moscato d'Asti > Moscato d'Asti Su Reimond

Global Partners