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このワインの名前「パンゴリン」は、南アフリカに生息する珍しいアリクイの名前で、日本語では「センザンコウ」と言うようです。
低価格ながらパフォーマンスが高いという点ではカベルネ・ソーヴィニヨンと同じですが、今回飲んだシラーズは抜栓直後から安定して美味しく、その後1週間程置いても本質がぶれないしっかりとした軸を持っています。
新世界のシラーズという事でカベルネ・ソーヴィニヨンよりも過熟感が強そうな印象がありましたが、実際には程よい加減で凝縮感の方がより勝った印象を受けます。全体的に見ると焦げたようなビター感が少し強くなっているので、バランス的に少し気になるかもしれません。しかし、基本はあくまでも「食事とともに飲む」というスタイルなので、日々の食事と合わせた場合はかなり高い満足感が得られると思います。
各々の嗜好はともかく、価格からは想像し難いポテンシャルを秘めていることは確かなので、一度は試してみる価値があると思います。
(2003/09)