- Good Quality -
1991年に唯一DOCとして認められたリオハのワインです。リベラ・デル・ドゥエロで造られる同じ価格帯のガスールとの違いが気になるところですが、大枠のスタイルとしてはテルモ・ロドリゲスらしい同列の素性を持ち合わせています。しかし各要素の指向性が若干違うので(特に果実と酸の資質が)、受ける印象は飲むにつれて異なるものになっていきます。
全体としてはかなりスッキリしていて、一歩間違えれば物足りなさが露呈してしまうかもしれません(あくまでも今回飲んだ他のテルモワインと比較した場合)。しかし、時間とともに果実と酸がまとまり全体的な一体感が増す傾向にあるので、料理に合わせやすくこの季節でも素直に美味しく飲むことができます。
現状では抜栓日よりも翌日の方が美味しく飲める傾向にありますが、そこまで若いという感じでもないので抜栓日に飲みきってしまっても問題ないと思います。
(2003/07)