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導入部分から滑らかで、その後ふくよかで心地よい果実味が広がり、最後にしっかりとした分厚いタンニンが包み込むように浸透します。まさにコート・デュ・ローヌとは思えない凝縮度と完成度です。かなりしっかりした造りが印象的で、程よい落としどころにおさめた絶妙なバランス感が秀逸です。方向性は異なりますが、アンドレ・ブリュネルのコート・デュ・ローヌと同質の安定感がそこには存在します。
他にも複数のアイテムを同時に飲んだのですが、このワインが多くの票を集めていたので、幅広く受け入れられる懐の深いワインだと思います。どことなく余裕を感じさせるスタイルは、さすがクロ・デュ・カイユといったところでしょう。
ちなみにこのワインは、ノースバークレー社のバレルセレクションであるキュヴェ・ユニークとなっています。
(2002/12)