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抜栓日の印象はあまり良いものではなく、それなりの表情を見せはするのですが、どうしても水っぽい印象が勝ってしまいます。しかし翌日に持ち越すと、本来持つ力の一端を垣間見せてくれます。1999年にくらべると、全体的な華やかさは影に隠れ単調な力強さが倍増してる感じだったので、現状では若干バランスや説得力に難があるのではないでしょうか。確かに美味しいと感じる瞬間もあるのですが、まだ各要素が確定していない段階だと思うので、もう少し時間を与えて様子を見てみる方が吉だと思います。過去に飲んだダニエル・バローの中では最高のパーカー評を得たワインではありますが、その分美味しく飲むための条件や難易度が若干高めな印象を受けるので、個人的には素直に美味しく分かりやすい1999年のアン・ビュランが一押しです。
(2002/03)