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先日飲んだラ・ロシュとは随分印象が異なります。こちらは抜栓直後から素直に美味しく、果実味よりも力強い面が色濃く出ています。そして鉄とオイルが混じったような、機械的な側面をほのかに持つ香りが印象的です。抜栓直後の印象とは異なり、時間がたつにつれて今度は柑橘系の優しいながらも真の強い甘味と果実味が溢れ、ひたすら心地よい雰囲気を醸し出してくれます。
全体的な雰囲気として1998年のパヴィヨン・ブランを彷佛とさせるものがありますが、こちらの方がひとまわりコンパクトになっています。しかし、全体的なバランスと果実味に優れ、より落ち着いた内容になっているので、価格面も含めてこちらの方がお薦めです。
(2001/06)