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陰干しした葡萄を加えて再発酵させるという、少し変わった醸造法で造られるワインです。
口当たりは比較的軽い感じですが、立ち上るようなフィニッシュと芯の強い凝縮感にはなかなかものがあります。力強い面を酸味と甘味でうまく挟んだ構図が印象的で、パランスの良さを実感します。
純粋な味自体に突出した要素はそれほど感じませんが、そんなことよりも、ただとにかく美味しいワインだと痛感します。そういった面ではラ・グローラと共通する性格を持っていると言えるでしょう。このワインのどういった面を尊重するかによって評価が分かれてきそうですが、個人的にはかなりお薦めしたい1本です。
ちなみに、このワインは2001年度ワインスペクテイター年間トップ100で38位、1998年ヴィンテージが2002年の年間トップ100で64位に選ばれています(1998年は90ポイント)。
(2001/04)