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ヴァルポリチェッラと言えば軽いワインだと感じる人が多いかもしれませんが、このラ・グローラはとてもしっかりしていてエネルギーに満ちあふれています。ガンベロ・ロッソでトレ・ビッキエーリを獲得したのは伊達ではありません。
けっして重厚なタイプではないのですが、様々な要素が非常にバランスがよく溶け合っているので、多くの人に支持されるワインだと感じます。香りは抜栓時よりもデキャンティング後の方が内側におさまったような傾向にあり、味の方もそれ程「ウマイ!」といった感じではありませんでしたが、じっくりと飲めば飲む程旨味が滲みだしてくるので最後は「虜」と化してしまいました。
「スルメワイン王」の称号が相応しいラ・グローラ、そのポテンシャルの高さを実感する価値はかなり高いので、広くお薦めしたいワインです。
(2000)