- Good Quality -
シャトー・ペトリュスと双璧をなすシャトー・ラフルールのセカンドラベルで、年間500ケース程度の少数生産になっています。
表情は思っていたよりも素直で、抜栓直後は果実味が印象的ですが、徐々に細いながら鋭い渋味が際立ってきます。さらに時間がたつと苦味と酸味が目立ち、当初の果実味はすっかり姿を消していました。意外とアルコール感は高めで、フィニッシュも比較的続くのですが、どこか平たい印象を受けます。ワイン単体よりも、食事とあわせることでより美味しく飲めると思います。
ヴィンテージはともかく、ラフルールの血筋だけに結構期待していたのですが、想像していたものには遠く及びませんでした。しかし、それはコストパフォーマンスを含めて考えた場合なので、逆にシャトー・ラフルールの数分の1の価格で入手できると考えるのならば、飲んでみる価値はあると言えるでしょう。
(2001/01)