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まず独特なのがその香り。空気に触れることによって倍増されるそのアロマ感には脱帽です。徐々に馴染ませることによって「油揚?」と思わせるような濃厚な香りが漂ってきます。
味についても、その独特な香りに負けない凝縮感があり、最初の一口でその世界に圧倒されました。ココがどうとか感じる前に「ウマイ!」の一言。ただそれだけを痛感しました。確かにワインに慣れていないとこの「ウマサ」が「マズサ」になる可能性は高いのですが、好きな人なら間違いなくハマル、そんなワインです。
さらに、今までに飲んだワインの中でもトップ3に入るほど気に入ってます。まだ若々しい部分もありますが、ベースとなる部分での完成度の高さは目を見張るものがあります。バルバレスコのような飲みやすさと、バローロのような力強さを持ち合わせたワインのように感じました。このワインの全貌をこれ以上文章で伝えることは困難なので、ぜひ一度飲んでみてほしいと思います。
(2000、2003/04)