楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Good Quality -

2021 Julien Prélat Les Vignes Basses Blanc de Noirs
Julien Prélat

Julien Prélat Les Vignes Basses Blanc de Noirs

3世代続く葡萄栽培農家を2000年に引き継ぎシャンパーニュの原酒造りをスタート。その10年後に自身のRMシャンパーニュブランドを立ち上げたのが「ジュリアン・プレラ」。畑はコート・デ・バールの中で最もレコルタン・マニピュランが多く存在するセル・シュール・ウルス村にあり、その広さは僅か2.5haほど。さらにその畑の1/3を自身のシャンパーニュで使用し、年間生産本数は約8,500本となっています。

ジュリアン・プレラと言えば「単一品種」「単一区画」「単一収穫年」というこだわりを持っていますが、今回のキュヴェは「2021年」に「バース」という畑(北西向きの斜面で土壌はキンメリジャン)で栽培された「ピノ・ムニエ100%」で造られるブラン・ド・ノワールになります。植樹は1986年。生産本数はブティーユ750本、マグナム48本、ジェロボアム10本とごく僅か。ドザージュは4g/lのエクストラ・ブリュットで、デゴルジュマンは2024年3月。

色調は比較的ニュートラル系の穏やかな黄金色で、ガス感はやや強めではありますが、全体的に軽やかでシンプルに纏まった独自の個性を持つブラン・ド・ノワールといった印象です。やはりピノ・ノワールで造られるシャンパーニュとはかなり異なる世界観で、黒葡萄を使っていながらも軽快なスタンスで無理なく気軽に飲み進めることができるというのは面白い切り口だとも言えます。ドザージュは4gとかなり少量ですが、意外とリキュール感のある甘味が程よく感じられるので口当たりが良く、そのままストレートにアタック寄りで適度なボリュームを感じるスタイルに仕上がっています。表情は全体を通じてスッキリとシンプルに纏められ、優しいリンゴの風味と一定の酸によって全体をうまく引き締め、余韻自体はスッと短く収束するので食中酒として気軽に飲める印象だったりもします(難しく考える必要のない万人受けするスタイル)。

一般的にピノ・ムニエと言えば、多産かつ早熟の葡萄品種であまり良いイメージを持たない人も多いとは思いますが、それでも以前からこだわりを持つ生産者の中にピノ・ムニエ100%のキュヴェを造る人も存在したので、あまり品種情報だけで判断せず、ムニエの個性を前向きに捉えて楽しんだ方がよりポジティブな結果が得られるかもしれません。
(2025/04)

参考市場価格13,700円〜16,280円
点数評価--

ホーム > フランス > シャンパーニュ > ジュリアン・プレラ レ・ヴィーニュ・バース ブラン・ド・ノワール
Home > France > Champagne > Julien Prélat Les Vignes Basses Blanc de Noirs

Global Partners